Author Archives: hirose

JSSD 第3支部幹事会・議事録(2022年度)

第1回幹事会

第2回幹事会

第3回幹事会

第4回幹事会

2022年度「日本デザイン学会奨励賞第3支部」募集案内・フォーム

日本デザイン学会第3支部会員各位

日本デザイン学会第3支部
支部長 黄ロビン
学生賞担当幹事 村井陽平

「日本デザイン学会奨励賞第3支部」に関するお知らせ

日本デザイン学会第3支部では、支部会員のデザイン活動や研究活動の発表の場として、研究発表会、懇親会を開催し、会員間の交流を促進して参りました。これまでの研究発表会においても、学生・大学院生によって将来性を感じさせる優秀な作品や研究成果が発表され、学生間の刺激や交流が図られてきたと考えています。

日本デザイン学会第3支部幹事会の学生表彰制度につきましては、各所属機関(大学、大学院、短期大学)において優秀な研究・制作活動を行った学生・大学院生を対象とした「奨励賞」と、第3支部研究発表会においての優秀な研究発表・ポスター発表を対象とした「優秀発表賞」の2制度を設け、2013年度よりスタートさせています。

今回のお知らせは、各所属機関においての優秀な研究、制作活動を対象とした奨励賞表彰対象者の選考と推薦に関するお願いとなります。お手数をおかけしますが、本趣旨をご理解いただき、以下の選考方法、日程等をご確認いただき、表彰対象者をご推薦下さい。なお、2021年度より連名の表彰を廃止して、個人を表彰します。

名称

日本デザイン学会奨励賞第3支部

目的

表彰制度による学生の研究,制作活動に対する評価

対象

日本デザイン学会第3支部会員(教員)在籍の大学院,大学,短期大学において、特に優秀な研究,制作を行った学生,大学院生

人数

各所属機関

  • 学部枠2名
  • 大学院前期枠2名
  • 大学院後期枠2名
  • 短期大学枠2名

選考方法

各所属機関に所属するデザイン学会会員による選考(必ずしも所属機関代表や学科等の許諾を得る必要はない)

表彰

第3支部から賞状データをメール送付し,各機関にて印刷し行う

日程

  • 推薦期限 2023 年2 月28 日(別紙推薦書か本ページ内のフォームにて学生賞担当幹事に送付)
  • 賞状データ送付 2023年3月5日(各機関の卒業式日程を考慮)

お願い:奨励賞対象学生には、第3支部研究発表会での研究発表・ポスター発表をお勧めください。

推薦方法

以下のいずれかの方法で推薦

  • 下の推薦書フォームへ入力して送信
  • 推薦フォーム書式(PDF)に記入したものを学生賞担当幹事にメール送付

送信先 学生賞担当幹事

学生賞担当幹事
福井工業大学 環境情報学部 デザイン学科 村井陽平 
popoduct[at]fukui-ut.ac.jp
([at]=アットマーク)

推薦書フォーム

過去の受賞者はこちらのページをご参照ください。

2022年度第3支部研究発表会案内、参加申込、概要投稿フォーム

日本デザイン学会第3支部 2022年度 研究発表会の(学生発表)ご案内

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。日本デザイン学会第3支部では、例年開催しておりました研究発表会を、今年度は愛知県立芸術大学で完全対面形式で開催いたします。また時間の都合上で発表者は学生のみとなりました。つきましては、口頭発表、ポスター発表を募集しますので学生の皆様の研究成果をこの機会に是非ご発表ください。

尚、会員・一般の方は「第3支部報告集」に投稿していただけますと、梗概集と合本で発行し、研究発表会にも無料で参加できます。詳しくは「第3支部報告集に関するお知らせ」をご確認ください。

日本デザイン学会第3支部 支部長 黄ロビン

お知らせ

  • 発表スケジュールを公開しました。[2023/2/2]
    ここからPDFファイルをダウンロードしてください。
    ※都合によりスケジュールは変更する場合があります。

開催概要

目的

第3支部会員の活動・研究の発表会を通じて相互に知り合い、交流を深めます。

発表内容

デザインに関係したあらゆるテーマが発表対象です。発表者自身が行ってきたデザイン研究、今後のデザイン研究の方向性・発展性等について、発表形式にとらわれず、自由な発想と方法とによって発表していただきます。

開催日時

2023年2月18日(土)

受付開始:10時30分より
研究発表会:11時00分 ~ 17時40分(予定)

会場

愛知県立芸術大学(デザイン棟)

愛知県長久手市岩作三ケ峯1‒114

発表形式

口頭発表

発表時間:15分(発表10分・質疑応答 3分・入替2分)

ポスター発表

A1サイズポスター2枚まで(展示・実演を歓迎します)

※今年度の発表参加は学生(短大生、学部生、大学院生)のみとなります。

表彰制度

本発表会での口頭発表、ポスター発表から優秀演題を選出し、発表者を表彰します。

参加費

  • 会 員:1,500円
  • 会員外:2,500円
  • 学 生:500円

(参加者、発表者共通)

参加・発表の申込み

※第3支部会員に限らずご参加いただけます。

◇発表申し込み:  2023年1月8日(日)
 発表概要提出締切:2023年1月16日(月)

下部の参加 / 発表申込オンライン登録フォームからお申し込みください。
発表者は全員、発表概要(A4サイズ1~2枚)のPDFファイル(20MB未満)を発表概要オンライン登録フォームからアップロードしてください。

◎発表概要には、英語(80 Words以内)または、日本語(200文字以内)の概要を記述してください。

◇参加のみ(聴講のみ)申込み締切:2023年1月27日(金)

参加 / 発表申込オンライン登録フォームからお申し込みください。

※オンライン登録フォームからの各申込、概要提出に不具合が発生した場合は下記事務局にお問合せください。

事 務 局(お問合せ窓口)

研究発表会担当事務局

〒464‐0083 名古屋市千種区北千種2‐1‐10
名古屋市立大学芸術工学研究科 影山友章
TEL: 052-721-5226
E-Mail:t_kage[at]sda.nagoya-cu.ac.jp( [at] = アットマーク)


参加 / 発表申込 オンライン登録フォーム

参加/発表申込フォーム


発表概要 オンライン投稿フォーム

概要提出フォーム

2022年度「日本デザイン学会第3支部報告集」募集案内・投稿申込

日本デザイン学会第3支部会員各位

 日本デザイン学会第3支部
支部長 黄ロビン
担当幹事 弓立順子

「日本デザイン学会第3支部報告集」に関するご案内

日本デザイン学会第3支部では、2017年度より支部会員のデザイン活動や研究活動の発表の場として、「日本デザイン学会第3支部報告集」を刊行しています。

ここ北陸・中部地区は日本のものづくり産業の集積地であり、産業界においてもデザインが大きな役割を果たしていると言えます。報告集ではデザイン学研究に関する幅広い報告を募集いたします。発表対象は、既に具体化・商品化したものから、試作・研究レベルのものまで幅広く対象といたします。会員の皆様ならびに一般の方からも多数のご投稿をお待ちしております。

なお本年度より支部報告集を梗概集と合本でWEB発行することになる予定です。詳しくは後日掲載の「第3支部報告集に関するお知らせ」をご確認ください。

名称

日本デザイン学会第3支部報告集

査読

なし

目的

支部会員(一般も含む)のデザイン活動や研究活動の発表

報告集テーマ

デザインに関係したあらゆるテーマとします

報告集の体裁

予定として、本年度よりWEB報告集となり、第3支部研究発表概要集と合本します。

掲載料

本年度よりWEB系サイトなるため、執筆者へは報告集、抜き刷りの送付はありません)

  • 会員価格2〜6ページ:1000円
  • 一般価格2〜6ページ:3000円
振込先

ゆうちょ銀行
【店名】二〇八(読み:二ゼロハチ)
【店番】208
【預金種目】普通預金
【口座番号】2295363
【名前】コウロビン

投稿予約・論文原稿提出先

論文は報告集投稿フォームからご提出してください。

報告集担当事務局

〒463-0021 愛知県名古屋市守山区大森2丁目1723
金城学院大学生活環境学部環境デザイン学科 弓立順子
TEL:052-798-0180(代) FAX:052-798-0370(学部共通)
yudate_junko[at]kinjo-u.ac.jp  ([at]=@)

スケジュール

  1. 【申込】        2023年1月10日投稿申込締切り
  2. 【原稿提出】  2023年1月31日報告集原稿締切り(完全版下原稿をお送りください)
    投稿料の振込(振込をもって原稿受け取りとします)
  3. 【出版】        2023年3月末 WEB報告集を電子出版(WEB公開)

フォーマット

報告集フォーマット(docx)

報告集投稿申込&原稿投稿フォームへ移動

日本デザイン学会第3支部 「令和3年度研究発表会・交流会」会場募集について

日本デザイン学会第3支部 会員各位

 皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は、第3支部の活動にご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、本支部開催の研究発表・交流会では、支部会員のデザイン活動・研究の成果を、研究発表会を通じて 相互に理解し合い、また交流会にて、さらなる親睦を深めていただくことを目的として開催しております。新型コロナウィルスの蔓延に伴い直近の2年間は全面オンラインでの開催でしたが、徐々に対面での活動が再開しつつある社会情勢を踏まえて、本年度はリアル空間での開催を計画しております。

 つきましては、アフターコロナの時代にふさわしい会場を、本年も募集いたします。
開催時期は、主管校のご都合を優先いたしますが、過日の幹事会の審議により、令和4年2月23日(木)※天皇誕生日 を開催候補日といたしました。 また演題募集、プログラム、運営等は、担当幹事が中心で作業いたします。 会場をご自薦・ご推薦いただけます場合は8月31日(水)を期限として、下記の担当幹事宛にご連絡ください。

 募集期間が短く申し訳ございませんが、何卒ご検討くださいますようお願いいたします。ご多忙のことと存じますが、ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2022年8月1日
(一般社団法人)
日本デザイン学会第三支部
支部長 黄 ロビン

本件に関するお問い合わせ先
日本デザイン学会第3支部 担当幹事 影山(名古屋市立大)
t_kage[at]sda.nagoya-cu.ac.jp( [at] = アットマーク)

JSSD 第3支部幹事会・議事録(2020年度第4回幹事会)

一般社団法人・日本デザイン学会・第三支部

2020年度第4回幹事会

日時:令和3年2月20日(土)9:00~
場所:Zoom(廣瀬幹事長設定)
出席者:滝本支部長、池田副支部長、廣瀬幹事長、中西幹事、弓立幹事、西田幹事、加藤幹事、黄顧問、西尾オブザーバー、景山オブザーバー
議事録担当:滝本

報告事項

1.第6回理事会報告(2/13開催)について

  • 2021年度春季大会がリモートで行われる。発表方法等の詳細は今後学界HPに掲載される旨の報告があった。
  • その他は特になし

審議事項(順不同)

1.支部研究発表会の「全体の流れ」について審議がなされた承認された。(滝本)

開催日時:令和3年2月27日㈯ 9:30(受付開始)
場所:Zoom(担当:廣瀬幹事長)
9:40 開会宣言
進行:池田副支部長
挨拶:滝本支部長(一般的な挨拶と本部幹事会の連絡事項・優秀発表賞について)
連絡事項:廣瀬幹事長(発表の全体説明と発表の成立/不測事態の対応等)   

10:00 研究発表開始【詳細は審議事項2で示す】 

15:50 閉会式は幹事会メンバーから学生らにメッセージを伝えることで承認された。
     進行:池田副支部長

  1. 滝本支部長
  2. 廣瀬幹事長
  3. 西田幹事
  4. 弓立幹事
  5. 中西幹事
  6. 加藤幹事
  7. 西尾オブザーバー
  8. 景山オブザーバー
  9. 黄顧問
  10. 滝本支部長:優秀発表賞の発表
  11. 池田副支部長:閉会の言葉
  • 幹事会メンバーの参加費について、今年度のオンライン発表に限り無料にすることで承認された(ただし、例年の昼食代の支給はしない)。
  • 発表辞退者への参加費は、発表者の自己都合のため返金しないことで合意された。

2.研究発表会(Zoom発表)について(廣瀬幹事長)

  • 11:00~の発表リハーサルについて、説明がなされた承認された。【詳細の記載は略】
  • 座長について以下のとおり推薦され承認された。
  • 会場A 午前(座長) : 藤田大輔先生(福井工業大学)、午後(座長) : 板垣順平先生(長岡造形大学)
  • 会場B午前(座長) : 影山友章先生(名古屋市立大学)、午後(座長) : 森本康平先生(長岡造形大学)
  • ポスター発表(進行):西尾浩一先生(福井工業大学)

3.概要集原稿・報告集原稿の進捗状況について

  • 弓立幹事と西尾オブザーバーで調整を行い進めていくことで合意された。

4.印刷および製本業者依頼について(西尾オブザーバー)

  • 製本部数は75部とすることで承認された。
  • このうち9部を滝本に送り、滝本から本部事務局宛に発送することで承認された。
  • 予算について概略予算が示され合意された。
  • 発表者への配布方法については、研究発表会終了後に指導教員に発送することで承認された。

5.優秀発表賞の選出について(滝本)

  • 黄顧問が担当者として選出され承認された。
  • 集計方法はOffice365 Formsを使用し、10点満点で平均の上位者各2名を表彰する。同点者が出た場合は表彰者を増やすことで承認された。採点者が1~2名と少なくならないように注意を図ることが求められた。
  • 表彰の方法について、閉会式の最後に滝本が報告し、受賞した学生の指導教員に賞状データを送り、指導教員が学生名を入力・印刷し学生を表彰することで承認された。

6.奨励賞について(西田幹事)推薦期限2/28

  • 申請者がまだ少ないため、至急申請することが求められた。
  • 賞状のデータは、滝本より西田幹事に送付する。【2/20済】

7.今年度活動費の清算について(滝本)

  • 本部事務局に確認したところ、領収書は原本が求められました。
  • 今後の流れは、下記の通り承認された。
    1. 幹事会メンバーは領収書の原本を滝本に送付する(着払い可)【期限:3/5迄】
    2. 幹事会メンバーが指定した銀行に滝本が送金する。
    3. 滝本が支部全体を取りまとめ、本部事務局に発送する【期限:3月中旬】
    4. 昼食弁当代は今年度に限り自己負担とする。

8.次年度業務分担について(滝本)

  • 第3支部ホームページの管理業務について、これまで廣瀬幹事長が担当した学会HPの更新業務を西田幹事に1年間かけて引き継ぐことで承認された。
  • 各担当委員の意見聴衆は特になかった。

9.研究発表会の記録について

  • ZOOMの録画機能を使い、開会式と閉会式を録画することで承認された。

JSSD 第3支部幹事会・議事録(2020年度第3回幹事会)

一般社団法人・日本デザイン学会・第三支部

2020年度第3回幹事会

報告事項

1.第4回理事会報告

事前に配布した資料を基に説明があり、副会長に生田目美紀氏が選出されたこと。春季研究発表会のスケジュール等の報告がなされた。

審議事項(順不同)

1.研究発表の進め方について(廣瀬幹事長・西田幹事)順不同

  • 廣瀬幹事長より Zoom による口頭発表のリハーサルと参加者への告知文が示され、概ね合意された。詳細については更に調整を進める。
  • 2/20(土)11:00~ 発表者を対象とした Zoom による説明会を開くことで合意された。
  • 発表者数は 28 名の上限を無くし、3 室でも対応できるように備えることで承認された。
  • 座長については幹事会メンバー以外の方に依頼することで今後調整する。
  • 優秀発表賞の選出については従来の通り、幹事会メンバーの投票で選出する。投票方法等の詳細については今後調整する。
  • ポスター発表については、廣瀬幹事長と西田幹事で更に調整を行うことで合意された。
  • ポスター発表は A3 サイズ 2 枚(10 メガバイト以内)で承認された。
  • 参加費入金については、滝本支部長が 1/16 に入金確認を行い廣瀬幹事長に報告することで承認された。
  • 学会 HP 告知については、配布資料を基に滝本支部長と廣瀬幹事長で調整を行い、詳細については一任することで承認された。

2.報告集について(中西幹事・弓立幹事)

  • 中西幹事より体調不良による○印交代の申出があり、弓立幹事に引き継ぐことで承認された。

3.次回幹事会 2021.2.20㈯ 9:00~ Zoom 会議

4.今後の行事スケジュール

2020.11.○  研究発表・報告集・奨励賞の学会 HP 掲載 (滝本支部長・廣瀬幹事長)
2020.12.27 発表申込み締切り(担当:廣瀬幹事長)
      報告集の投稿申込み締切り(担当:弓立幹事)
2021.01.15 概要集の原稿の受取(担当:廣瀬幹事長)
      報告集の原稿の受取(担当:弓立幹事)
      入金締切り
2021.01.16 入金状況の確認および廣瀬幹事長に報告(滝本支部長)
2021.01.23 編集委員会/執筆者修正依頼(担当:〇弓立幹事・中西幹事・滝本支部長)
2021.01.27 参加申込み締切り(発表を行わず参加のみの方が対象)
2021.01.31 概要集の執筆者修正原稿締切り(担当:廣瀬幹事長)
      報告集の執筆者修正原稿締切り(担当:弓立幹事)
      印刷および製本業者依頼(担当:西尾オブザーバー) 2021.02.20㈯ 9:00~

      第4回幹事会(概ね下記の内容で行います)
      ・研究発表会当日の役割分担について
      ・座長の決定
      ・概算予算について
      ・その他
2021.02.20㈯11:00~ 発表者対象の発表説明会(担当:廣瀬幹事長・西田幹事)
      (発表者は可能な限り全員参加とする)
2021.02.27㈰ 9:30~ 研究発表会(Zoom)
      (担当:◎滝本支部長、〇池田副支部長、廣瀬幹事長、西田幹事)
2021.02.○   優秀発表賞の表彰(担当:滝本支部長)
2021.03.〇   第5回幹事会(メール会議) 年間行事報告・決算報告について

令和2年度「日本デザイン学会奨励賞第3支部」報告

名 称
日本デザイン学会奨励賞第3支部
目 的
表彰制度による学生の研究・制作活動に対する評価
対 象
日本デザイン学会第3支部会員(教員)在籍の大学院、大学、短期大学において、 特に優秀な研究、制作を行った学生、大学院生
人 数
学部枠2名・大学院前期課程(修士)枠2名、大学院後期課程(博士)枠2名/各所属機関

受賞者:

(順不同)

金城学院大学

土に還る椅子~環境に配慮した椅子の新しいカタチ~
加藤 友梨,西森 碧泉(生活環境学部 環境デザイン学科 空間デザインコース)
推薦者:弓立順子
今回の作品は日本古来からの「壁土」に着目し、これまでつくられることのなかった屋外用ベンチの制作を試みた。単にデザインしてつくるのではなく、壁土の力学特性に関する実験を試み、物質的性質を確認し、その結果を制作へとつなげていった点を評価する。地球環境保全の観点から更に「土壁」の有効利用が研究される事を望む。

椙山女学園大学

車椅子クッションの厚みに関する研究
小林 千華,高橋 弥玖,古河 恋帆(生活科学部 生活環境デザイン学科 )
推薦者:滝本成人
一般的にクッション材は厚くすると座り心地は良くなると考えがちであるが、車椅子の場合は厚くすると操作性に問題が出る。

北陸先端科学技術大学院大学

デザインと共創に関する文献研究
西野 涼子(先端科学技術研究科 )
推薦者:永井由佳里
デザインに代表される人間の共創活動について、様々な分野で研究が行われてきたが、体系化が十分に行われてこなかったことの理由として、分野によって研究アプローチが異なることや、学術誌等で発表された研究論文を総括的に検討することが困難であった点が挙げられる。本研究は、その問題を克服し、多様な研究アプローチによる先行研究の知見、および、デザイン学を中心に幅広い分野の共創を対象にテキスト分析による工学的手法を導入し、体系化することに成功した、画期的研究である。
Effects of Personal Working Environment Design
Zhao Jing(先端科学技術研究科 )
推薦者:永井由佳里
コロナ禍により世界中の学生たちが大学等への通学を制限され、自宅等での学修を余儀なくされた。本研究は、自宅での学習や課題制作等を行うためにどのような室内環境が望ましいかを調査し、より良い空間の設計に貢献することを目的としている。qーメソッドを用いた調査の結果、明るさや自然観が心理的な影響を及ぼし、学修活動を促進する効果があることが検証された。
Development of Enterprise Message Management
LIN Yung Yu(先端科学技術研究科 )
推薦者:永井由佳里
ビジネス場面で頻繁に用いられているメッセージや電子メールのスマートな処理システムを構築し、実装により効率化の向上を検証した研究である。デザイン科学のアプローチを主軸とした研究開発マネジメントを導入したことで、人間の視覚特性に基づく独創的なシステムのデザインに成功しており、実際の企業活動で使用される実用的で利便性の高い技術を開発した。
Study on User Requirements Extraction and Cultural Attributes for Product Design
Kieu Que Anh(先端科学技術研究科 )
推薦者:永井由佳里
インターネット上で広く普及している製品レビューのデータを解析し、トップレビューに共通する製品特徴を抽出するとともに、AIによる傾向解釈を行う手法で、デザイナーへの支援方法を提案し、実装した。アジア圏を中心とした文化的背景の違いがプロダクトデザインに対するオピニオンに影響することを突き止め、デザインへのヒントとして活用できる方法を検討した。

名古屋市立大学

平均顔効果を活用した、 定番となり得る自動車プロポーションの研究
髙橋 快勢(芸術工学部 産業イノベーションデザイン学科 )
推薦者:影山友章
自動車のヘッドライト,グリル,フォグランプ等の関係性を人間の顔に見立て,人間の顔の魅力研究を自動車デザインに取り込もうとした着眼点がとてもユニークであった.人間の顔の平均顔効果に見習い,自動車プロポーションの平均化により導き出された最終デザインは,嫌う人が少ない,万人受けすると整ったデザインであることが実証された.自動車エクステリアの魅力研究に関する新しい切り口を生み出した本研究は,評価に値する.
子供のやりたい!を支えるデザイン -園児同士の関わり方をつくる卓-
田中 一鉄(芸術工学部 産業イノベーションデザイン学科 )
推薦者:加藤大香士
子供は就学前教育を受けることで早くから他人と交流する環境に置かれ、就学前教育を受けない子供と比べて「非認知能力」が高まり、その後の人生により良い影響を与えることがわかっている。田中さんは、複数の園での参与観察をもとに子供達の行動を分析し、幼稚園や保育園の先生方や保護者の方々へのアンケート調査にもとづく認識分析も精力的に行った。他の子供や先生とのコミュニーケーションが園児の非認知能力を高めるのに役立つこと、室内遊びの中で「1人でもできる遊び」の割合が63%を占める調査結果などから、園での室内遊びの際に、園児同士の関わり方が強くなる「卓」のデザインを行った。そして園児の様々な学びと遊びのパターン、園児同士の相互作用を考慮した独自の卓デザインを提案し、1/1モデルを独力で製作した。以上、就学前の子供の学び・遊びに着目し、園での子供たちの体験にフォーカスしたテーマ設定と研究プロセス、ならびに具体的な制作物による提案性を高く評価したため、推薦する。

愛知淑徳大学

VR展示「千夜一夜美術館」
鈴木 絵美里, 佐藤 愛菜, 前田 真帆, 滝澤 美佳, 木下 海, 早川 真由, 村田 弥穂, 荒川 莉乃, 今枝 彩乃, 浅見 奈央子, 加藤 万里奈, 三田 薫, 福島 嵩虎, 佐藤 辰哉(創造表現学部 メディアプロデュース専攻 )
推薦者:阿部卓也
3DでVR空間を構築し、グループ展示のWeb公開を行なった。その際、ゲーミフィケーションとストーリー・ドリブン、つまり謎解きゲーム要素や展示全体を貫く物語性を導入することで、来訪者が作品を隅々まで鑑賞したくなる動機づけを設計した。情報発信や広報手段としての応用可能性と、既存のサービスを柔軟に組み合わせてアイデアを実現させるブリコラージュ的な制作姿勢を評価した。

長岡造形大学

日本酒の新たな魅力に繋がるマテリアリティの検討
軍司 円(長岡造形大学大学院造形研究科 イノベーションデザイン領域 )
推薦者:板垣順平
推薦対象者である軍司円(以下,対象者と記載)は,若者の日本酒離れが危惧されるなかで,従来のような日本酒のネガティブな側面を捉えその解決策や提案を試みるのではなく,自ら日本酒を好む若者に着目し,新しい日本酒の魅力を提示することを目的として研究を行っている。また,対象者は,長岡造形大学大学院で研究に取り組みながら,長岡市の地域おこし協力隊員として,日本酒の特産振興につながるような取り組みを市内の酒蔵と一緒に取り組んでいる。このように,対象者の研究と実践を行き来する活動は,日本酒のPRや魅力発信だけでなく,市内の酒蔵へのエンパワーメント効果にもつながるものであり,地元のメディアにも取り上げられ,市民からも一定の評価を得ている。以上のことから対象者を奨励賞に推薦する。

名古屋工業大学

for Mothers
小篠 佑佳(工学部 社会工学科 建築・デザイン分野)
推薦者:伊藤孝紀
コロナ禍のため、女性の働き方が変わる状況に合わせて、きめ細やかに配慮したインテリアデザインと仕組みを提案している。子育ての支援と母親の女性としての生き甲斐の両側面をサポートしたデザイン表現を高く評価した。今後の働き方改革と男女共同参画社会に一石を投じる作品である。
触覚絵本
村上 香彩(工学部 社会工学科 建築・デザイン分野)
推薦者:伊藤孝紀
子どもの教育の過程で、五感への刺激や触発に効果があるデザインを提案している。一見すると絵本のようにも見えるが、その中には、視覚と触覚と通して創造力を掻き立てる仕掛けが随所に施されている。子ども自らが描き、物語を連想するといった能動的な効果も加味されている点も含め、総合的に評価した。

福井工業大学

169 peace SDGsを学べる積み木パズルとワークショップの提案
元田 咲帆(環境情報学部   デザイン学科 都市デザインコース)
推薦者:川島洋一,西尾浩一,三寺潤
遊びながらSDGsを学ぶ積み木の制作。遊び方には3つのステップがあり、小学生から大人まで予備知識に合わせ楽しめる。3ステップ目は、積み木でできた偶然の形態からディスカッションを通しSDGsの可能性を追求する企画力を評価した。
UD CHESS だれもが遊べるチェスの提案
中田 優里菜(環境情報学部   デザイン学科 都市デザインコース)
推薦者:川島洋一,西尾浩一,三寺潤
ユニバーサルデザインによるチェスの制作。駒を動かせる方向を示す造形を施し、動かし方がわからない初心者や視覚障害者が、一緒に遊べることを目指した。コンセプトの企画力に加え、ミニマルな形態を追求した造形力も評価できる。
A Study on Expression of Sense of Being Alive for Product
Ong-on Witthayathada(工学研究科   社会システム学専攻 デザイン学コース)
推薦者:川島洋一,西尾浩一,三寺潤
急速にAI化が進む社会の中で今後のプロダクトデザインの表現要素として生命感表現を取り上げた。光の点滅、音、形態変化の3つ表現について生き物のように感じられるにはどのような特性が必要であるのかを示した。また、プロトタイプを制作し表現がどのように活用できるかについて考察した。これからの新しいデザイン表現の一つの考え方を示した研究として評価した。
観光まちづくりを実現するための「めぐりのデザイン」の提案
山本 康介(工学研究科   社会システム学専攻 デザイン学コース)
推薦者:川島洋一,西尾浩一,三寺潤
サインやマップ等の「観光ツール」を通して、まち歩きの観光を誘発させることを目的とした制作。悉皆調査を踏まえた上でデザイン検討と設置、そしてフィードバック調査を行っている。グラフィックデザインだけでなく、まちづくりの領域で求められる専門性を含めて検討した点が評価できる。(アーバンデザインセンター坂井:受託研究)

名古屋学芸大学

自宅でバーティング練習できるソフトボールセット
舟橋 菜生(メディア造形研究科 デザイン学科 プロダクトデザイン領域)
推薦者:黄ロビン
綿密な調査・試作・再調査・修正のサイクルでを経て、実現可能性の高い斬新なソフトボールの練習道具を提案。高校時代の経験に基づいて、現役選手の取材・調査・試用・再試用・再々試用を繰り返して、十分なユーザービリティ検証で確認したデザイン案である。
就職活動用の女性靴
田中 健太郎(メディア造形研究科 デザイン学科 プロダクトデザイン領域)
推薦者:黄ロビン
デザイン途中、自ら靴作りに必要相関知識と制作技術を独学し、多重な失敗を踏まえて、まとめたデザイン提案である。靴従来の運動性・機能性と、良い印象作りを両立する修飾活動女性専用靴のデザインは難しい研究で、この探究心と執念心を評価したい。

愛知産業大学

構造を楽しむ建造物、フィールド等の3DCG制作/密かに佇む研究施設
岡安 諒也(造形学部 デザイン学科)
推薦者:佐々木尚孝
ゲームやアニメで利用できるフル3次元CGによるシーン創作を行った。建築物と内装、設備や家具などの表現だけでなく背景や周囲の自然環境や天候も加えて、モデリングやマッピング、質感や照明、さらにはアニメーションが可能な動作表現をも含めて3次元データとして活用可能とした点が評価できる。  個々の要素のカタログ化は今後の課題だが、様々な用途に利用できる可能性があり推薦する。

以上