平成26年度研究発表会・懇親会

第3支部では、平成27年3月21日(土・祝)、名古屋市立大学病院において、「日本デザイン学会第3支部平成26年度研究発表会・懇親会」を実施した。

企画目的

会員のデザイン活動や研究を相互に知り合い、懇親会を通してより深い相互交流を図るとともに、学会発表の練習機会とすることを目的とする。

実施内容

平成17年度から数えて、今回が10回目の開催となった。今年度は「医療デザイン研究センター」(名古屋市立大学病院中央部門)の見学会を実施し、センター長を務める國本支部長による案内、ならびに研究開発事例の紹介をしていただいた。

本年度は口頭発表17件、ポスター発表5件のエントリーがあり、会員10名、非会員8名、学生15名を合わせ33名が参加した。名古屋大学病院中央診療棟・病棟10階にある会議室2部屋を会場とし、口頭発表2セッションを同時に行った。今回は、オーガナイズドセッション「ヘルスケア&メディカルデザイン」を設け、5件の発表があった。また、口頭発表では大会と同様の発表時間とした。

一方、ポスター発表は、懇親会中では行わず、口頭発表のセッション終了後に行った。1件あたり5分程度のプレゼンテーションに続いて、活発な質疑応答が行われた。実機を持ち込んだ発表もあり、明るく活気があった。懇親会では、一昨年度より実施している「優秀発表賞」制度に基づいて、学生発表者から3名を選出,表彰した(口頭発表の2セッションから各1名、ポスター発表から1名)。

なお、各研究発表の概要は,「日本デザイン学会第3支部研究発表概要集(ISSN 2188-479X)」に収録され、参加者全員に配布された。

最後に,会場をご提供いただいた名古屋市立大学病院,ならびに,開催に向けご尽力下さった本支部幹事の諸先生と、名古屋市立大学芸術工学部、同大学院芸術工学研究科の学生に感謝申し上げる。

開催概要

  1. 日 時 2015年3月21日(土・祝) 11時〜18時45分
  2. 会 場 名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1番地)
  3. 参加者 33名 : 会員10名,非会員8名,学生15名
  4. 発表数 22件 : 口頭発表17件(うちオーガナイズドセッション5件),ポスター発表5件

優秀発表賞受賞者

医療・看護領域における移動装置のデザイン設計要件に関する研究
鶴見慎吾 (名古屋市立大学)
小型・超軽量・高均斉度特性を持つ反射型タスクライトの提案
楠本真弘 (同志社大学)
Hassist 握力障がい者のためのロボットカトラリー
白江 文 (福井工業大学)

担当

國本桂史、加藤大香士、西尾浩一